任意売却でいうリースバック(正式には「セール&リースバック」)とは、競売や任意売却でマイホームから退去させられることを回避するために、知人や個人投資家、不動産業者などに購入してもらったうえで、あらためて売却したマイホームを2年前後の定期借家契約で賃借させてもらうことです。
マイホームに住み続けることができ、さらに固都税などの税金や維持費などの負担などもなくなります。また、定期借家契約解除後は優先的に買戻すことも可能ですのでリースバックは非常にメリットがある手法となります。
しかし、個人投資家や不動産業者などがリースバックをおこなう場合、利益を出すことが大前提となるため、表面利回りは15%前後の高水準を確保しようとします。したがって、一戸建を収益物件としてみるためにはかなり高額な賃料を設定する必要があり、月々の住宅ローン支払額をも上回りかねません。またリースバック終了後に買取が出来ない場合は第三者に売却されてしまうリスクもありますので、現実的には知人などに低額な賃料で借りれるよう交渉したうえで購入してもらうことが賢明です。